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宮中文化祝典の紹介(日本語)
WRITER : manager DATE : 2024-03-07 VIEWS : 269

1. 宮中文化祝典の紹介

今日、「宮殿に出

「宮中文化祝典」は大韓民国を代表する文化遺産として朝鮮と大韓帝国の歴史を持つ景福宮(キョンボックン)、昌徳宮(チャンドックン)、昌慶宮(チャンギョングン)、徳寿宮(トクスグン)、昌慶宮(チャンギョングン)、慶熙宮(キョンヒグン)等ソウル所在の5つの宮殿と宗廟(チョンミョ)やネットで開かれる文化遺産祝祭です。

文化財庁が主催し韓国文化財団の主管で行われる宮中文化祝典は、観覧客に「今日、宮殿に出会う」という趣旨に相応しい多彩なプログラムを披露します。春と秋の宮殿の歴史が込められており、各々の宮殿殿閣や場所の特性を反映した公演、展示、体験、儀礼再現等の文化、芸術プログラムを提供しています。

宮中文化祝典は、宮殿を愛する数多くの方々が直接主人公となり、より多くの方が宮殿の魅力に触れられるよう力を尽くしています。また、宮中文化祝典は韓国を訪れた外国人の方々に上品かつ興味深い歴史や文化プログラムに参加できる機会を提供し、韓国文化遺産と韓国の文化力量を対外的に発信できる特別な場になると期待されています。

 

2024年 第10回 宮中文化祝典

○ 期間

[春] 2024. 4. 27(土)~5. 5(日) / 9日間

[秋] 2024. 10. 9(水)~10. 13(金) / 5日間

○ 場所

ソウル所在の5大宮殿(景福宮(キョンボックン)宮(チャンドックン)・徳寿宮(トクスグン)昌慶宮(チャンギョングン)宮(キョンヒグン)と宗廟(ゾンミョウ)やネット

○ お問い合わせ

ホームページ: https://www.chf.or.kr/fest

ユーチューブ: https://www.youtube.com/@K-royalculture

インスタグラム: @royalculturefestival_official

メール: royalculture1@chf.or.kr

2. 祝典の場所

<ソウルの古宮>

 

ソウルは歴史深い都市として、かつて朝鮮王朝及び大韓帝国の首都だった漢陽(ハニャン)から存在してきました。このような様子をもっとも窺えることのできる文化遺産は、朝鮮王朝と大韓帝国の王や皇帝が国を司っていた宮殿です。宮殿は王が臣下と共に政治をする空間であり、王の私的な空間であるだけでなく、国の政治をつかさどっていた公的な空間であるともいえます。現在、ソウルには景福宮(キョンボックン)を始め、宮(チャンドックン)・昌慶宮(チャンギョングン)・徳寿宮(トクスグン)宮(キョンヒグン)等5つの宮殿があります。

5つの宮殿の中で最初に建造されたのは景福宮です。 1392年朝鮮王朝を建国した後、首都を漢陽に移転するため、1395年太祖(テジョ 4年)に建てられた法宮(王の住む第一の宮殿)です。「景福」は、「王朝と国が大きな福を享受する」という意味があり、朝鮮を建国した太祖は、ここで朝鮮王朝の礎を固めました 。

 

その後、太宗(テジョン)が王位に即位した後景福宮の代わりに新しい宮殿を建立したのが1405年(太宗5年)に完成された昌徳宮です。昌徳宮は法宮である景福宮を修復するため建立した宮殿で、政治空間や生活空間を周辺地形を最大考慮し自然と調和するよう建築されたもので、朝鮮王朝の歴代王の殆どが昌徳宮で生活し実質的な法宮の機能を備えました。その後、1418年(世宗(セジョン)即位)太宗のために建立した寿康宮(スガングン)のあった場所に1483成宗(ソンジョン)14年)に昌慶宮(チャンギョングン)が建てられ、昌徳宮と境界なく「東闕」(トングォル)と呼ばれました。

 

しかし、壬辰倭(イムジンウェラン、文慶長の役)で三つの宮殿が焼失してしまい、成宗の兄である月山大君( ウォルサンデグン)が住んでいた邸宅と一部の民家を臨時王宮とし、「貞陵洞行宮(チョンヌンドンヘングン)」と名付けました。戦争後、一番最初に昌徳宮が建立され、光海君(クァンヘグン)が王位に即位後、貞陵洞行宮を慶運宮(キョンウングン)と命名し正式な王宮にしました。また、仁王山イヌァンサン)一帯に慈寿宮(チャスグン)、仁慶宮(インギョングン)、慶徳宮(キョンドックン)を建てましたが、1623年仁祖反正(インジョバンジョン)以降慶徳宮だけが残り、現在の慶熙宮(キョンヒグン)に改称されました。慶熙宮は、西側にある宮殿であることから「西闕」(ソグォル)と呼ばれました。

 

高宗(コジョン)が王位に就き、壬辰倭乱以降約270年間空き地となっていた景福宮を再建(1867年)し、 高宗は自分がとどまる空間として景福宮内に乾清宮(コンチョングン)一帯を造成し、北側の領域が新たに構成されました。1897年、高宗は大韓帝国を宣布した後、慶運宮(キョンウングン)を大韓帝国の皇居とし、皇居としての規模と格式を整えました。近代の新たな様式を取り入れ建てられた慶運宮( キョンウングン)は、1907年に高宗が皇帝の座から退位した後からは徳寿宮(トクスグン)と呼ばれ現在に至っています。

 

3.機関の紹介

3-1.「文化財庁」

文化遺産で開く希望と豊かな未来

文化財庁は文化遺産の正しい保存と価値創出に向けた様々な政策で国民の幸福と文化生活の向上のため努力を傾けています。

 

3つの礎の上で我が文化を強固にする

文化財庁は伝統・保存・人の価値を基に文化遺産の新たな価値を創出します

 

伝統

文化財庁の扉を開けると、守るべき我が根本が、輝く未来が見えます。

保存

文化財庁は堅固な塀として、我が文化遺産を保護し、その中で新たな価値を創出します。

過去と現在、時間と人間の間に橋をかけ渡し、私たちの文化を築いていきます。

 

3-2.「韓国文化財財団」

伝統文化の未来価値を創出する

韓国文化財財団は、文化財保護法第9条に依拠し設立された文化財庁傘下の公共機関です。文化遺産の伝承・普及・活用のための専門機関として、伝統儀礼再現事業等古宮を活用した文化遺産活用事業や無形遺産の伝承・普及に必要な公演・展示・体験、文化財発掘調査、また、文化コンテンツの開発・普及、文化遺産の国際的交流及び協力等韓国伝統文化の普及と創意的活用に向け多様かつ持続的な活動を展開しています。

 

4. その他、紹介

「グン(宮)イドゥンイ」

「宮と緊密な関係にある人たち」という意味のグンイドゥンイ(「宮」+「~っ子)」が合わさってできた言葉で、ボランティア活動に取り組んでいる)

宮殿の一番身近で市民たちと疎通し、祝典現場を導く宮中文化祝典のボランティア活動者の愛称です。

 

宮中文化祝典の所々で図画署(トファソ、「宮中の画事全般を司る役所」)の画員(ファウォン、「図画署の画家」)の空色の服装を着ている人たちに会えたら、笑って手を振ってみてください。満18歳以上の大韓民国国民及び国内に居住する外国人の方は誰もが志願出来ます。

 

「宮パス」

たった一枚で楽しめるソウル5大古宮

宮パスは宮中文化祝典期間の間、ソウルの5大古宮(景福宮・徳寿昌慶宮宮)を自由に訪問出来る特別観覧チケットです。宮パスで綺麗なソウルの宮殿を思い存分満喫してください。

*宮パスの販売価格及び購入先は、宮中文化祝典のホームページでご確認出来ます。

(https://www.chf.or.kr/fest)

*景福宮夜間入場券及後苑(フウォン)観覧は含まれておりません。

 

「代表プログラム-タイムトラベル」

宮殿が生きている

宮中文化祝典を迎え、ソウルの古宮は600年余りの時間を遡って朝鮮時代に戻ります。Kドラマの中の息づく宮殿に直接出会えるチャンス!宮中文化祝典と一緒に朝鮮時代にタイムスリップしてみるのは如何でしょうか。

*タイムトラベルプログラムの詳細日程と場所は、宮中文化祝典のホームページでご確認出来ます。(https://www.chf.or.kr/fest)